・研究内容
現在、日本社会では65歳以上の高齢者の割合が年々増加の傾向にある。さらに高齢化にともない老人単独世帯数の割合は増加していくとされている。そして、高齢者の増加に伴い、認知症の高齢者も増えてきている。これら、一人暮らしの寂しさを紛らわせたり、認知症の症状の改善や、発症の抑制の策としてアニマルセラピーが注目されている。しかし、アニマルセラピーは動物を用いるため、世話の負担や、アレルギーや感染症の問題、さらには噛み付きや引っ掻きなどの問題も抱えている。そこで、これらの問題を克服するため、ペットロボットが必要になってくると考えられる。
本研究では認知症の症状の改善・発症の抑制を目的とし、高齢者が親しみをもてるペットロボットの研究・開発を行う。
・研究の面白いところ
ロボットを作ることはもちろん面白いですが、出来上がったロボットを老人介護施設に持って行き、おじいさんやおばあさんの喜ぶ顔が見られることが最高のやりがいです。