Q3.老健施設の利用料など支払った費用は医療控除の対象となるか?
Q4.在宅酸素、経管栄養、カーテル使用などの病態の人は受入られるか?
Q7.入所期間が3か月を過ぎたら、絶対に退所しなくてはならないか?
Q1.特別養護老人ホームとどこが違うのか?
A1.特別養護老人ホームは長期利用、老人保健施設は中期利用施設です。
1.施設機能:特養は生涯施設、老健は通過施設
2.入所手続き:特養は市町村に申請、老健は施設に直接申込み
3.本人費用負担:特養は収入に応じて、扶養義務者負担も有り、
老健は利用料6万円ぐらい(実費相当額)他におむつ代など
4.対象年齢:特養は65歳以上、痴呆・寝たきりなど
老健は70歳以上、痴呆・寝たきりなど
65歳以上身体障害者手帳保持者
5.利用地域:特養:主として県内、老健は限定なし
6.関係法規:特養は老人福祉法、老健は老人保健法
7.公費支出内訳:特養は老人保護措置費、老健は老人保健施設療養費
Q2.服薬しているが入所できるか?
A2.入所できます。高血圧など慢性疾患で服薬を続けている人でも、施設
内の医師の診断により投薬を継続できる。また、かぜや腹痛などの
治療薬も処方してもらえる。
Q3.老健施設の利用料など支払った費用は医療控除の対象となるか?
A3.医療控除の対象になります。利用料は通院治療費や紙おむつなど
と同じで対象になります。
Q4.在宅酸素、経管栄養、カーテル使用などの病態の人は受入られるか?
A4.施設により受け入れに差があります。施設に直接問い合わせて下さい。
Q5.徘徊などがある痴呆性老人は受け入れられるか?
A5.痴呆性老人は受け入れます。処遇困難な痴呆性老人は、痴呆性老人
加算ベットおよび痴呆専門棟加算を行っている施設への入所が考え
られます。
Q6.施設ではどのようなリハビリを受けられるか?
A6.家庭復帰を目的とした日常生活能力の向上を目指した生活リハビリ
を主に行っている。寝たきりでなく座ること、皆と一緒にレクレー
ション、手芸や工作などを楽しむことにも重視しています。
Q7.入所期間が3か月を過ぎたら、絶対に退所しなくてはならないか?
A7.3か月ごとに施設内で判定会議をおこない、継続か退所かを判定
します。本人の心身機能回復の状況や受入する家庭事情などによ
り、継続が必要とされることもあります。