目的・目標・課題
１．4大学間連携IPW実習（試行）の目的
援助を必要とする人々・保健医療福祉に携わる人々・グループメンバーなどと直接的に関わる（コミュニケーションをとる）ことによって、(1)利用者・集団・地域の理解と課題解決のプロセス、(2)多領域の相互理解（他者と自分）のプロセス、(3)チーム形成のプロセスを体験し、地域の保健医療福祉の場における連携と協働を実践的に学ぶ基盤をつくる。また、(4)この体験を振り返り、意味づけや自分の課題を見出す方法を学ぶ。
２．4大学間連携IPW実習（試行）の目標
- 利用者・集団・地域の理解と課題解決
利用者理解のための情報内容・利用者の思い・利用者が置かれた環境の共有、援助内容（自分が対象者だったら、このチームにどのようなケア（援助・支援・支え）をしてほしいか）を話し合うなど。 - 多領域の相互理解（他者と自分）
メンバーの考えの違いについて表現する、文脈に沿って協調した意見を述べる、メンバーの考えの共通性について表現する、他領域の特性（役割機能・知識・技術など）を活用するなど。 - チーム形成
自分の考えをメンバーにわかるように伝える、メンバーを尊重する、メンバーの考えを理解しようと努める、チーム活動に積極的に参加する、リーダーシップやメンバーシップの役割をとるなど。 - この体験を振り返り、意味づけ、自分の課題を見出す
自分で自分の体験を振り返る、他者とのかかわりを通して自分の可能性に気づく、自分でチームのプロセスを振り返る。
３．本実習における学習の課題
- 「自分が対象者（施設利用者）だったら、このチームにどのようなケア（援助・支援・支え）をしてほしいか、各専門でどのような役割があるか」について話し合いとまとめ。
- 今回のチームディスカッションにおける“振り返り評価（自己・チーム）”の話し合いとまとめ。
- 今回の4大学間連携IPW実習（試行）に参加しての感想レポート（A4：1枚）
- 自己評価（今回の実習における目標に関する“できた程度”の自己評価）
実施日・場所・参加者
１．実施日時：【実習】平成25年8月27日（火）~29日（木） 【報告会】平成25年8月30日（金）
２．実施会場：【実習】埼玉県内の5施設 【報告会】大宮ソニックシティ
- ハーモニークリニック（埼玉県さいたま市緑区松木3丁目16-6）
- 介護老人保健施設 ビッラ・ベッキア（埼玉県秩父市寺尾2744）
- カノープス☆羽生（埼玉県羽生市本川俣1305）
- 東所沢病院（埼玉県所沢市城435‐1）
- 関越病院（埼玉県鶴ヶ島市脚折145‐1）
３．参加者：43名（4大学学生25名、教員・職員12名、施設ﾌｧｼﾘﾃｰﾀ6名）
①ハーモニークリニック
・学生：5名（4大学 4学科・専攻） ・教員・職員：3名（3大学）
・施設ﾌｧｼﾘﾃｰﾀ：2名
②介護老人保健施設 ビッラ・ベッキア
・学生：5名（4大学 4学科・専攻） ・教員・職員：2名（2大学）
・施設ﾌｧｼﾘﾃｰﾀ：1名
③カノープス☆羽生
・学生：5名（4大学 4学科・専攻） ・教員・職員：2名（2大学）
・施設ﾌｧｼﾘﾃｰﾀ：1名
④東所沢病院
・学生：5名（4大学 4学科・専攻） ・教員・職員：2名（2大学）
・施設ﾌｧｼﾘﾃｰﾀ：1名
⑤関越病院
・学生：5名（4大学 4学科・専攻） ・教員・職員：3名（2大学）
・施設ﾌｧｼﾘﾃｰﾀ：1名
