彩の国連携力育成プロジェクト [サイピー]

彩の国連携力育成プロジェクト [サイピー]

平成24年度4大学連携IPW実習(試行)参加学生の感想

埼玉県立大

  • もっと発言していない人へ配慮して、お互いの意見が言える環境を整えられたら良かったと思う。また、自身の意見を簡潔にかつわかりやすく伝えることができたら、よりスムーズなディスカッションが展開できたのではと思う。
  • 今まで考えたこともなかった意見をたくさん聞けてとても面白かったです。初めは自分が話しすぎてしまうのではないか不安に感じていたのですが、時間が経つにつれてメンバー間でのリズムやお互いに話を振ることができてきたため、自由に意見を言えました。また、様々な意見を聞くことができたと思います。お互いの専門性を尊重しながら、良い話し合いができました。
  • お互いの意見を否定せずに受け入れるということが、意外と簡単でないことを知った。チーム医療はただのチームではなく、何よりも結束力を要するチームだと知ってなるほどなと感じた。自分の専門領域を他者に理解してもらうためには努力が必要で、また信頼が大事であると痛感した。
  • 今回の症例に関してだと、自分の専門性がなかなか活かせない人もいたし、うまく話し合いに入ってこれなさそうだったので、その人が詳しそうな話をふってみんなで話し合いができたかなと思う。ただ、話し合いがヒートアップしすぎて、Dさん像が置いてけぼりになった場面もあったし、何かに執着しすぎて視野が狭まってしまったところもあったので、落ち着いて他方向からあらゆる可能性を考えなくてはと思った。
  • 自分の専門だけでは考えもしないことが他職種の人によって気づかされ、新たな考え方が身についた気がする。また、チーム内のメンバーだけでなく、施設のスタッフや家族の方に協力していただけたので、より多くの情報が集まり話し合いが活発になったと思う。

20130227-16

  • これまで関わったことのない専門分野とのグループディスカッションは、とても新鮮でした。リスクを重視する人もいれば、本人の人生(価値観)を重視する人もいて、価値観の違いが面白いと思いました。
  • それぞれのメンバーの専門性や考え方を感じることで、自分自身の考え方を広げることにつながった。また、チーム活動を通して自分の意見や専門性を伝えていく難しさを実感しながらも、自分たちでルールを決めて活動を進めていくことによる活動の充実が図れたと思った。いつも同じ学科でグループ活動を進めていくこと以上に、より相手を理解しようとする態度が重要になってくるのだと感じた。いろんな学科が絡み合うことは、リスクも増えるが、このリスクを越えたところにクライアントのより良い生活があるのだと思った。
  • 自分の考えを上手く表現できなかったりすることが多かった。自由に発言するという雰囲気があまり作れていなかったから、固かったかなと思いました。他の人の意見や職種のできることを聞いて、更に協力者さんに対するアプローチの視点や展望が広くなって良かった。
  • 様々な専門的な見方があること、そしてそれを共有することでまた新たな発想がうまれることを知れてよかった。会うのは二日目とは思えないほど、皆自分の意見を言ったり、質問したりできていたと思う。これは役職は違えど、Dさんがお茶会をできるようにするためには、という共有の目標を設定して、多角的になるべく深い視点で真剣に取り組んでいたためだと思う。看護師さん達から直接患者さんの病状を聞いたり、旦那さんから状況を聞いたりすることは、滅多にない貴重な経験だったと思う。また、楽しく取り組めたのでよかった。
  • 自分の専門性が活かせるときはその視点から、また素朴な疑問が生じた時は他の人の視点から物事を考えることができた。多角的に物事を考える姿勢が大事と考えた。
  • 自分の意見を述べるとき、その対象が重病な患者だったり辛い現実にさらされているとき、自分がどう助けられるか問われると思考がストップしてしまい、頭が回転してこない自覚があってとても歯がゆかった(今日ディスカッションが初めてであることを差し引いても・・・)最後に、あくまで机上の空論だから柔軟にと言われ、今度からそうしようと反省しました。
  • 自分の考えをあまり積極艇に発言することができなくて、みんなの発言を聞いているばかりでした。でも今日一日、それぞれ別の専門職であるメンバーの意見を聞き、理解しようとしたことは、話を聞き、それぞれ専門職を尊重する(チーム医療とは)ことは、こういうことなのだと学べたような気がします。また、施設の方の貴重な話を聞くことができ、とても充実した濃い一日でした。4年生のIPE演習・将来の職業に活かしていけたらと思います。
  • 周りの皆さんがしっかり自分の意見を持って積極的に活動しているのを見て、自分はまだまだだと思い知らされた。グループディスカッションなどの、発言しないといけない場は大変苦手であり、今回もあまり発言できず皆さんに迷惑をかけてしまった。勉強不足なところもたくさんあった。自分のダメな部分も今回再確認できたという意味ではこのIPWに参加して良かったと思う。たくさんの意見や情報を出し合って、最終的に一つの結果につなげられて面白かったと思ったところもある。

埼玉医科大学

  • 少人数での議論は複数回経験があったが、毎回反省点があって勉強になる。
  • 意見が出たなあと、身を置いている環境が違うと発言する内容も違うと感じた。みんなすごい。20130227-15
  • 今回初めて4大学連携という実習に参加して、オリエンテーション・Webclass・実際の実習と、密度の濃い内容だと感じました。普段とは異なった学科の人たちの意見がどれも新鮮で面白かったです。自分はあまり発言できなかったのですが、学生生活の中で自分の専門の勉強では学べないことを知ることができました。将来チーム医療に関わる際に、メンバーとして自分の力が発揮できるようにきちんと勉強しておくことが重要であること、また知らない人同士のチーム形成やチームワークの難しさを感じました。特に空間デザインについての話が興味深く、違った角度からの視点の重要性を感じました。また、自分が利用者の立場になって考える限界も感じ、自分の職種でできることへの責任と重みを感じました。
  • みんなそれぞれのことを思いやることで、分かりにくい言葉や考え方を共有できて自分の知識が深まった。チームそれぞれが、知識だけではなく思考回路や着眼点が異なり、人間を対象とする中で多くの視点を持つことの有益性を感じた。それぞれの思い描く利用者さんの人間性や理想の食い違いをどのように解消するのかが不安だったが、違いを解消ではなく、融合することでより良いプランが思いついたりするものだとわかった。
  • いちいち専門性を意識しなくても、各々の持つ知識などが違うことで専門性は出てくるので、むしろみんなで同じ目標に向かっているというイメージを持ち続け、チームとして活動することが互いの専門性を活かすという面でも有効だと思った。
  • 今回初めて多職種でディスカッションをしたが、様々な職種がいれば様々な考え・意見が存在するのだなと実感した。将来現場に出てチーム医療を実践していくにあたって、このような実習でチーム活動ができることは大きなメリットになると感じた。なので、このような機会があれば積極的に参加し、自らの経験を増やせるように心がけたい。インプットした知識をアウトプットして活用する、これが大切であると思う。

城西大学

  • 自分の考えていないような様々な意見を聞くことができてとてもためになりました。
  • 20130227-17利用者の想いに対する対象利用者の課題について、案を出して考えてみて、みんなのそれぞれの立場からの意見を聞くことができたのですが、そこから具体的にどのような支援ができるのかをもっとたくさん出せればよかったと思います。もっと考える時間があれば、利用者のことだけでなく、家族のことも含め考えることがヒントになってくことがわかりました。
  • 大学の授業としてグループディスカッションという項目は行ったことがないので、すごく緊張していました。しかし、前回一度交流ということで、ちょっとしたゲームや自己紹介などを行っていたからなのか、集まったみんなのコミュニケーション能力があるからなのか、今日一週間振りに会った二回目と思えない程打ち解けやすい雰囲気が出来上がっていました。そのおかげで、グループディスカッションでも意見を出しやすく、とてもチーム活動として充実した時間だったと思います。
  • 初対面ではなかなか意見が言えない性格なのですが、今回のIPWに参加できたことで自分のコミュニケーション能力の幅が広がったような気がします。参加できたことに感謝したいと思います。
  • 自分では考えもしなかったような意見がばんばん飛び交って、驚いた反面、とても面白いと感じました。ディスカッションの中でも、一人も発言しないという人はいなくて、みんなひとりの患者さんのことをいろいろな視点から考えていて、チーム医療の一端を体験できたのかなと感じました。また、自分の言いたいことを上手く全員に伝えるというのはとても大変でした。専門用語を使わないというチームルールもあったので、資料を作る時には、何度も他の友達に見せたりして、みんなの理解できることを目指したのですがとても難しかったです。

日本工業大学

  • 自分の専門性はこの実習ではあまり使えなかったけれど、自分の役割では発言ができたと思う。自分は知識は少ないので、場を盛り上げたりして話し合いに参加できたと思います。20130227-18
  • 今まで経験したことのないやり方でやるチーム・他分野とのディスカッションは、異例であった。自分が建築的な分野のみに対して、周囲は医学系と全く違った環境であり、とても戸惑うディスカッションではあったのだが、チームでの課題であった「相手が理解できるようにわかりやすく話す」これにより医学の知識なしでも、対等の会話が可能であった。そのおかげで、こちら側からもより良い意見を出すことができた。一方で、専門知識不足も感じた。良い提案なのだがそれが実際に可能な内容なのかといった部分は、他分野には分かり合えないことであり、これは自分たちの知識力を向上させる他ないだろう。ディスカッションの進みはリーダー力のある人がいることで大きく違うだろうし、今回はいたおかげで良く進んだ。
  • 他の分野の人とのチーム活動というのは、新しかったし、分野ごとの見方というのがあったので面白かった。その分野だけの支援が必要というのではなくて、今日集まってくださった分野の人や、もっとたくさんの分野の人の支援というのが高齢者の暮らしには必要になってくるのかなと思う。
  • 評価項目で気になったのだが、メンバー同士で理解しようとする必要はあまりないのではないかと思う。コミュニケーションをとれば、好き嫌いが出てくるのではないだろうか?介護制度などの制度の違いで、今後その制度を受けられない等があるようなので、それは今後の日本全体の改善点じゃないのかなと思った。
  • チームのみんなが作ったチームルールである「相手の意見を否定しない」などが守れていて、とてもスムーズで協調性もあるチーム活動ができた。各専門についてそれぞれが調べ、意見を出し合い、最終的にはDさんが楽しく生活していくためにはという共通理解のもとで話し合えたので良かったと思う。ディスカッションでは自然と役割ができ、円滑に進められた。私は建築系であまり医療などには触れてこなかったので、専門的なことをかみ砕いて教えてくれたチームのみんなに良い刺激をもらえた。そして、建築ではなかなかこのようなところには参加できないので良い経験になった。