平成27年7月7日(火)、彩の国連携力育成プロジェクト勉強会「終のすまいを考える」を開催いたしました。
雨の中、およそ120名の方にご来場いただき、大盛況となりました。
ご講演者である外山哲也先生は、大学で建築を学ばれ、設計事務所勤務を経て、医療の道に進まれたという希少なご経歴の持ち主です。
現在は国立病院機構東埼玉病院の内科・総合診療科の医師として、訪問診療にも従事されています。その診療の一方で、終末期患者さんの自宅における療養の場について、具体的なデータに基づく検討を重ねられてきました。
当日は患者さんのご自宅の平面図やスケッチを示しながら、患者さんの容体とその変化、ご家族を含めた生活の様子などに触れながら、終末期の在宅療養環境について具体的なお話しをお聞かせくださいました。
ご講演後は、ご来場いただいた様々な専門分野の方々からコメント、質問をいただき、活発な意見交換が行われました。
ケアにおける空間の意味や役割について、ご来場いただいた方々と理解を共有し、貴重な参考を得る素晴らしい機会となりました。