2016(平成28)年1月15日(金)、城西大学・坂戸キャンパス18号館において、IPW演習「緩和医療学」が実施されました。
同演習は、城西大学薬学部・細谷准教授が担当する「緩和医療学」の授業枠を利用して4大学が合同で実施するもの。がん終末期の症例(模擬症例)について、患者およびその家族に対するケアプランの作成を通じて、チーム形成、グループワークおよびマネジメントの模擬的実践を目的としています。
当日は4大学から112名(県立大12名、埼玉医大43名、城西大55名、日工大2名)の学生が参加。はじめに城西大学の杉林副学長から挨拶があり、続いて細谷准教授から全体の進行説明がなされました。
その後、6-7名が1グループとなり各教室に移動。それぞれ示された症例について、課題の抽出、患者インタビュー、ケアプランの作成などのグループワークを行いました。限られた時間ではありましたが、どのグループも初対面とは思えないほど活発な意見交換が行われていました。
その後の発表では、グループごとに作成されたケアプランとそこに至るまでの葛藤などについて示されました。また、それに対する質問や意見などもたくさん出ていました。
終了後のアンケートでは、「自分と他学科の学生の視点の違いに気が付いた」「多職種連携の重要性を感じることができた」「多職種の学生と話せたことが純粋に楽しかった」「他の専門職の知識や視点に驚かされた」など、IPW演習を有意義に過ごせたという意見が多く見受けられました。