(写真:左から三浦学長(埼玉県立大学)、関本副部長(埼玉県保健医療部)、別所学長(埼玉医科大学)、白幡副学長(城西大学)、成田学長(日本工業大学))
平成28年5月11日(水)、彩の国連携力育成プロジェクトの学長会議が今年度議長校である日本工業大学で開催されました。4大学学長とステークホルダーである埼玉県の保健医療部部長のトップ会談により、プロジェクトの推進を図ることが目的です。
当日は、埼玉県立大学三浦宜彦学長、埼玉医科大学別所正美学長、城西大学学長代理・白幡晶副学長、本学の成田健一学長、保健医療部長代理・関本建二副部長ほか、保健医療部保健医療政策課の職員の方2名、各大学の教職員28名、合計33名が出席しました。
会議の冒頭、前回学長会議以降に就任した日本工業大学の成田学長と、埼玉県保健医療部の関本建二副部長が挨拶に立たれました。関本副部長からは県も力を入れている地域包括ケアシステムの構築に向けて、多分野の専門職と連携できる人材を育てようとする本プロジェクトは、まさに時機を得たものであるとの認識を示していただきました。
その後議事に入り、まず文部科学省による中間評価について報告が行われました。現代的な意義や計画通りの進捗が評価される一方、取り組みの重要性を視覚化する工夫が必要との認識が共有されました。
続いて昨年度の事業報告が行われると、内容の豊富さと進捗を評価する声があがりました。特に育成すべき人材のコンピテンシーを言語化したことで取り組みの意義が明確になったという評価や、医療・福祉分野に限らず普遍的な価値を持つ教育プロジェクトであるとの認識が複数の学長から示されました。
実習等に参加した学生の声について質問があがり、各大学の担当者が回答する場面もあり、充実した学びの内容が披露されました。
続いて本年度の事業計画について説明があり、質疑応答の後、了承されました。
最後に、5年にわたる文部科学省による補助期間の最終年度であることから、来年度以降の取り組みについて協議され、構築された連携教育システムを常態化し、共同開発した連携科目を継続開講することを前提としつつ、新たな協定の内容について今年度、具体的な検討を行うことが了承されました。