2017（平成29）年1月13日（金）、城西大学・坂戸キャンパス18号館において、IPW演習「緩和医療学」が実施されました。
同演習は、城西大学薬学部・細谷准教授が担当する「緩和医療学」の授業枠を利用して4大学が合同で実施するもの。がん終末期の症例（模擬症例）について、患者およびその家族に対する支援計画の作成を通じて、チーム形成、グループワークおよびマネジメントの模擬的実践を目的としています。
当日は88名（県立大34名、埼玉医大29名、城西大25名）の学生が参加。初めに城西大学の細谷准教授から全体の進行説明があり、その後各チームに別れグループワークを開始しました。
グループワークでは、それぞれ課題として示された症例について、模擬患者へのインタビューや議論を通じて、支援計画を作成することを目標としています。はじめのうちは例年に比べて静かな雰囲気でしたが、患者インタビューを終える頃には、どのチームも活発な意見交換が行われるようになりました。
授業の最後は、支援計画の発表でした。同じ症例を扱ったチームでも、考え方の違いや葛藤などが見えて、どの発表もとても興味深く聞くことができました。
終了後の学生たちを見ると、当初の戸惑いは消え、とても充実した表情になっていました。
